正司花江さんは、昭和を代表する漫才トリオ「かしまし娘」の三女として知られています。1936年5月4日、秋田県秋田市で生まれ、幼少期から家族とともに全国を巡業し、3歳で初舞台を踏むなど、長い芸歴を持つ芸人です。
かしまし娘としての活躍
1956年、姉の正司歌江さん、正司照枝さんとともに「かしまし娘」を結成。音楽や歌を取り入れた音曲漫才で人気を博し、昭和30~40年代には関西を中心に演芸界を席巻しました。1981年にトリオでの活動を休止しましたが、その後も不定期に舞台公演やテレビ出演を行い、ファンを喜ばせてきました。
姉妹との別れ
2024年1月19日、長女の正司歌江さんが94歳で逝去。続いて同年7月8日には、次女の正司照枝さんが91歳で亡くなりました。花江さんは、照枝さんの逝去に際し、「亡くなった当日もいつもと変わらぬ様子で、誰の手も煩わせることなく静かに逝きました。子供の頃からずっと一緒に過ごした姉の死をまだ受け止めることができません。今もまだ隣にいるような気がします」とコメントを発表し、深い悲しみを表明しました。
現在の活動
姉妹の相次ぐ逝去により、「かしまし娘」としての活動は事実上終了しましたが、正司花江さんは現在も女優やタレントとして活動を続けています。長年の芸歴で培った経験を活かし、テレビや舞台での出演、講演活動など、多岐にわたる分野で精力的に活動しています。
長寿の秘訣
88歳(2024年時点)を迎えた花江さんは、その若々しさと元気さで多くの人々に元気を与えています。日々の健康管理や前向きな姿勢が長寿の秘訣とされ、同世代の方々や後輩芸人たちからも尊敬を集めています。
まとめ
正司花江さんは、「かしまし娘」の三女として日本の演芸界に多大な貢献をしてきました。姉妹との別れを経験しながらも、現在もなお現役で活動を続け、その姿勢は多くの人々に感動と勇気を与えています。これからもその活躍に注目が集まることでしょう。
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